祥雲
左のお神輿は現在製作中の静岡県静岡市久能山東照宮のものです。獅子やねずみの宝運びなどの彫刻が彫られています。
お神輿の構造は、簡単に言うと「やじろべえ」のように、なっています。屋根の最上部から、真下に向かって真っ直ぐに心棒が伸び、最下部の台輪を貫通して、臍(ほぞ)を楔(くさび)で固定します。四隅にのびた隅木(わらびてのあたり)にかかってくる、ひねれや跳ねを一本の心棒でささえています。外からは見えませんが、四方の柱の内側には控えの柱が四本たち、やっぱり屋根から下まで伸びています。
これは柱と長押・台輪のひねれを防ぐ役割をしています。屋根の下から下台輪までの間は、四本柱にはまりこみ触っても動きませんが、実際には固定されていません。接着剤や釘などで固定すると木が自由に動けず割れたり切れたりしてきます。神様の乗り物です、いろいろな形・装飾・仕上がりがあってもいいとは思うのですが、皆さんの貴重な浄財で造るものですから将来的に修理できる様な構造と木の使い方を考えることが大切な事だと思います。

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